高齢者こそ足首のストレッチ!

高齢者こそ足首のストレッチ!

  • 2015.03.09

高齢者こそ足首のストレッチで転倒予防を!寝たきり防止にも有効です!!|みんなの介護ニュース

http://www.minnanokaigo.com/news/N77804521/

皆さんは直立姿勢から、かかとを上がることなく、しゃがむことができるでしょうか?ちょっと難しい、という方は足首の柔軟性が落ちてきている証拠です。加齢に伴い、足首などの関節は硬くなりがちなのは当然のこと。けれど日頃のストレッチで関節を柔軟に保つこともできるのです。

どうして足首の柔軟性が大切か、というと、実は高齢者の方の転倒防止のためには足首の柔軟性が大きな役割を占めているからなのです。

足首が硬くなった状態で生活していると、重心がどうしても後ろ側に偏ってしまい膝や腰の痛みにも繋がります。また、バランスを維持することが難しくなってしまいますのでちょっとした段差でも転倒しやすくなってしまいます。

転倒し、骨折してしまえばそのまま寝たきりになってしまう高齢者の方も多いことから、介護予防・寝たきり予防のためにも転倒をしにくい身体づくりの一環として筋トレなど身体を鍛えることばかりに気持ちが向かいがちな方も多いかもしれません。

ところが、筋トレと同じくらい転倒予防に大切なのは、バランスを崩さないための柔軟性を保つこと。若い頃にはねんざで済んでいたケガも、足首の柔軟性が落ち、凝り固まってしまうと関節の可動域が狭いことからねんざではなく骨折をしてしまうのだとか。

また、足首は姿勢を維持する際に重要な役割を持っていることから、歩く際に足を地面に踵からつけてつま先で蹴るという転倒しにくい歩き方も足首の柔軟性が落ちていると知らず知らずのうちに難しくなってしまいます。だからこそ、高齢者こそ、足首を日頃から意識的にストレッチして転倒防止をすることが重要です。

ちょっとした段差に足先をかけて、ふくらはぎやアキレス腱を無理のない範囲で伸ばす、グルグルと足首をお風呂に入っている際に回すなど、ふとしたタイミングで足首の柔軟体操をすることができますから、日頃から足首を柔らかくすること、心がけてみてはいかがでしょうか?